勇気づけの言葉がけ「ペップトーク」4つの大切なポイント!

ペップトーク4つのポイント

ご覧いただきありがとうございます。

あなたが夢を叶える!

心技体つくりの全力幸動サポーター

SBT1級コーチ、ペップトーク講師の

たかさんこと、鈴木 孝です。

(全力幸動とは?全力で幸せに感謝して動くこと。)

「ペップトーク」をご存知ですか?

一昨年日本テレビで放映された

「先に生まれただけの僕」第5話でも

取り上げられました。

「激励演説」という意味があります。

「PEP」は元気・活気という意味があるので

元気づける話をするということですね。

元々はスポーツの試合前に監督やコーチが

選手に対して行う激励のショートスピーチ。

選手に最高のパフォーマンスを発揮してもらう、

つまり全力を出させるために監督が

魂を込めた言葉を送ります。

そのために大切なポイントが4つ。

これをしっかり押さえることで

あなたも選手のやる気をみなぎらせる

ペップトークができます!

ご覧になって

すぐ実践してみて下さいね。

この記事に書かれていること

ペップトーク4つのステップ

4つのステップ

勇気づけのペップトークは

4つのステップで作ることができます。

1.受容(事実を受け容れる)

2.承認(とらえかた変換)

3.行動(してほしい変換)

4.激励(背中のひと押し)

この4ステップです。

状況をまずは受け容れて

プラスにとらえかたを変えて

してほしいことを具体的に伝えて

前向きな背中のひと押しをする。

コツがわかれば

とっても簡単です!

具体的にひとつずつ

見ていきましょう。

受容(事実を受け容れる)

受け容れる

1つめのポイントは

その時の状況を受け容れること。

例えば試合相手が全国大会の常連校だとしたら。

「ヤバい相手と当たってしまった!」

「なんでだよ、ついてないなあ。」

「これは勝てないかもな。」

正直そんな風に思ってしまうかもしれませんね。

実際に僕がメンタル指導をしている

中学硬式野球クラブチームが

春の大会で全国3位だったチームと

初戦で当たることになりました。

キャプテンに胸の内を聞いたところ

「ちょっとヤバいっす。」って

言ってましたから(笑)

いいんです。

まずは状況をありのまま受け容れましょう。

相手が強いチームであるという事実と

その相手と試合をやるという状況を

覚悟を持って受け容れる。

ここからがスタートです。

承認(とらえかたを変える)

チャンス

2つめのポイントは

とらえかたをポジティブに変えること。

試合相手が全国大会の常連校。

「強い相手と当たってツイてない。」と

ネガティブにとらえてしまえば

脳はマイナス思考になり

結果もマイナスになりやすいんですね。

だからこそポジティブに

「自分たちの力を試すチャンス!」

「自分たちの強さを証明する絶好の相手!」と

とらえかたを変えてみることが大切。

全国3位のチームと当たった選手達に

僕がかけた言葉は

「オフに鍛えた力を試す絶好のチャンスだな!」

「勝てば全国大会楽勝に行けるね!」

「それだけの力があるってことだよな。」

不安に思っている気持ちは受け容れて

ここまで顔晴ってきたことを承認して

その力を見せるチャンスがやってきた!と

前向きにとらえかたを変えて。

この相手に勝つとどんな自信に繋がるかを

イメージさせるように声をかけました。

マイナスに思える状況でも

プラスにとらえかたを変えることができる。

事実はひとつ。

解釈は無数。

状況のとらえかたはあなた次第です。

ネガティブにとらえてしまったら

できるだけ早く

ポジティブにとらえかたを変えましょう。

行動(してほしいことを伝える)

アドバイス

3つめのポイントは

してほしいことを具体的に伝える。

してほしいことを伝えているのに

「~するな」と言ってしまっていませんか?

「ミスするなよ!」

選手にミスしてほしいわけじゃ

ないですよね?(笑)

日本人の話し方は

目的語を先に話しているんですね。

「○○をして下さい」

「○○をしないで下さい」

「○○を」が先にきます。

野球のシーンでは

「高めを振るなよ!」

「フライを打ち上げるなよ!」

よく聞きますよね(汗)

でも選手は高めがきたら振ってしまう。

フライを打ち上げてしまう。

なぜでしょう?

実は脳は

肯定形と否定形を区別できない

と言われています。

だから

「○○するな」と言われても

「○○しろ」と言われても

「○○」というキーワードに

意識が向き反応します。

「高めを振るなよ!」は

「高め」に意識が向きますから

高めがくると反応して振ってしまう。

「フライを打ち上げるなよ!」もそう。

「フライ」に意識が向くので

身体がフライを打つ動きをしてしまう。

僕が指導をしている野球チームの代表さんに

この話をしていたら。

「トレーナー、まったくその通りでした。」

「お前らフライ打ち上げんなよって言ってたら

ボンボンフライが上がってました(笑)」

なんて言ってましたから。

大人でもそうですが子どもは特に

してほしいことを具体的に

できるだけわかりやすく伝える。

これが大切です。

「○○するなよ」の裏に

「○○してほしい」という意味が

込められていたとしても

相手に伝わらなければ

結果に繋げることはできません。

何をしてほしいのか。

どうしてほしいのか。

「ミスしたら負けるからな。

絶対ミスするなよ!」よりも

「ガッチリ守って

ワンチャンスをものにしよう!」

選手にはできるだけわかりやすく

伝えてあげましょう!

激励(前向きな背中のひと押し)

応援3

4つめのポイントは

前向きな言葉で背中のひと押しをする。

まずここで気をつけたいのは

選手のタイプに合わせて言葉をかけること。

例えばチャンスの場面で選手に

「絶対打ってこいよ!」

前向きな背中のひと押しなんですが

ちょっと大人しい選手だったら

プレッシャーを感じるかもしれません。

その場合は

「思いっ切り振ってこい!」

「この打席愉しんでこい!」

「自分の力を出し切ってこい!」

結果よりも行動に目を向けて

言葉をかけてあげることが大切です。

もうひとつは

状況に合わせて言葉をかけること。

アメフトやラグビーなどの

激しいスポーツであれば

「思いっ切り暴れてこい!」の方が

選手達はやる気が出るかもしれませんが

フィギュアスケートだったらどうでしょう?

繊細な動きを求められるスポーツなら

「大丈夫!見守ってるよ。」とか

「いつも通りの演技をしておいで!」など

優しく送り出してあげた方が

選手は力を発揮しやすくなりますよね。

どちらにしても大事なことは

選手が全力を出せる言葉をかけること。

選手のタイプや状況を意識して

背中のひと押しをしてあげて下さいね。

まとめとして

チェック

選手の全力を出させるペップトークは

相手の状況を受け容れて

とらえかたをポジティブに変えて

してほしいことを具体的に伝えて

前向きな言葉で背中のひと押しをする

この4つのポイントを押さえることで

誰でも作ることができます。

そしてこれはスポーツの現場だけではなく

会社や学校、家庭でもできます。

どんどんチャレンジしてみて下さいね。

大丈夫!あなたならできます!

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